誰が温度を見たでしょう(第10回)
夏色
歌:ゆず
作詞/作曲:北川悠仁
♪駐車場のネコはアクビをしながら
今日も一日を過ごしてゆく
何も変わらない穏やかな街並み
みんな夏が来たって浮かれ気分なのに
君は一人さえない顔してるネ
そうだ君に見せたい物があるんだ
大きな五時半の夕やけ
子供の頃と同じように
海も空も雲も僕等でさえも
染めてゆくから
この長い長い下り坂を
君を自転車の後ろに乗せて
ブレーキいっぱい握りしめて
ゆっくりゆっくり下ってく
(以下、省略)
夏至も過ぎて、夏休みが待ち遠しいこの頃です。
南から梅雨明けのニュースが伝わってきます。
街には初夏の装いがあふれて、ターミナル駅には色とりどりの人々が行き交います。
テレビには工夫を凝らしたアイスクリームのコマーシャルが流れます。
夏休みには釣りをしよう、キャンプへ行こう、バーベキューをしようと夢が膨らみます。
釣りには魚をクーラーボックスに入れて持ち帰るでしょう。
キャンプやバーベキューに野菜や果物、精肉鮮魚をクーラーボックスで運ぶ、など、冷やして運ぶ季節がやってきます。
私たちは、業務用の保冷剤とクーラーボックスを開発して参りました。
その経験から、いくつかのヒントを申し上げます。
- クーラーボックスには、ぎっしり食料をつめこまずに、空間を残しましょう。
- 保冷剤は、品物の上部に置きましょう。
冷気は上から下へと流れます。
この冷気の通り道を確保してください。 - 保冷剤を品物には触れさせないようにしましょう。
冷凍庫から取り出した保冷剤に触れると、食料も凍ります。野菜でも肉類でも、凍ると味が落ちますので。 - できれば熱帯魚用のケーブル付き温度計を入れて温度を見ましょう。
温度は私たちの目には見えません。
手を入れて「冷えている」という感覚も、当てにはなりません。
クーラーボックスの中の温度が外側から見えるように、ケーブルに温度センサーがついている温度計がお勧めです。
数百円の製品で充分です。 - キャンプに行く前に、事前に上記の方法でお試しください。
せめて空の状態で、どの位の温度で、何時間、何十時間持ちますか?
保冷剤とクーラーボックスを正しく使って、食料やエネルギーをムダにしないで楽しんで下さい。
私たちは保冷剤で正しく冷やせば、トラックや鉄道で輸送中に電気も燃料も使わないで済むことに気づき、開発を続けて参りました。
ご家庭の電気冷蔵庫の電気代に比べて、輸送中の冷蔵冷凍の電池/電気や燃料は高くつきます。
ケーキに入れる保冷剤は数時間の保冷ですが、私たちは炎天下でも低温を3日間以上キープします。
私たちはアイスクリームやジェラートを常温の宅配便で送っております。ドライアイスは一切入れません。
釣り用のクーラーボックスは両手で抱える箱の大きさですが、私たちはより大きな容量を目指しています。数百リットルで3日間以上も実用化しています。
梅雨まだ開けやらぬ今日この頃です。
地球温暖化の影響でしょうか、天気予報には聞き慣れない言葉が飛び交います。
私たちは保冷剤を使用して、電池/電気や燃料を使用しない保冷輸送に貢献します。
文中にあります数百リットルのパレットサイズコンテナの詳細:
https://www.nbcc.co.jp/jp/item_CB04_1000V.html